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2013年2月21日 (木)

記憶

memory

記憶=過去経験を保持し、後にそれを再現して利用する機能で、
符号化記銘)→貯蔵(保持)→検索(想起)の3段階からなる。

符号化=入力された刺激を記憶表象(記憶痕跡)に変換し、貯蔵するまでの過程のこと。
しかし、記憶は永遠ではなく、貯蔵されている記憶表象が、時間の経過によって減衰(decay)してしまうか、何らかの理由でアクセス不可能になるために、過去経験を再現できなくなる場合(=忘却)もある。

忘却の原因
①記憶表象が減衰し利用可能性(availability)を失う場合
②記憶表象へのアクセス可能性(accessibility)を失う場合

記憶の過程は様々で、いろんな観点から区分できる。

1.保持期間の長さ
 ・感覚記憶(視覚刺激…数百ミリ秒以内、聴覚刺激…数秒以内)
 ・短期記憶(15~30秒以内)
 ・長期記憶(ほぼ永久)
*短期記憶は、意識的操作が可能な状態で情報を保持することのできる唯一の記憶で、
計算、読書、推理などの認知課題を遂行する際の作業場のような役割を果たす。
作動記憶とも呼ばれる。
*長期記憶は、ほぼ無限の容量をもつ永続的な記憶で、以下のように区分できる。
 ・言語的に記述可能な事実に関する記憶(宣言的記憶
 ・必ずしも言語的に記述できるとは限らない手続に関する記憶(手続記憶
タルヴィングはさらに、宣言的記憶を分類
  ・時間的・空間的文脈に位置づけることのできる個人経験に関する記憶(エピソード記憶
  ・言語や概念などの一般的知識としての記憶(意味記憶

2.記銘する情報の種類
伝統的な記憶実験では、文字、単語、事物の線画などを記銘材料として用い、
厳密な条件統制のもとで言語的情報や画像的情報の記憶の仕組が研究されてきた。
最近では、日常場面で記憶がいかに機能しているかを明らかにしようとする日常記憶(everyday memory)の研究も盛んになる。
・日常世界での個人的な出来事の記憶(自伝的記憶
・交通事故や犯罪現場の目撃者の記憶(目撃証言)
・ショッキングな事件(例:ケネディ大統領の暗殺)の記憶(フラッシュバルブ記憶
・将来の目標やプランについての記憶(展望記憶

3.意識の水準
顕在記憶
再生法再認法などのテストで測定される記憶
通常、「これは先ほど呈示された項目だ」という過去経験の想起の意識を伴うため。
潜在記憶
単語完成課題や知覚同定課題などで測定される過去経験の想起の意識が伴わない記憶

◎人間は自分自身の記憶過程を部分的にだが意識化することができる。
(例)本の作者を尋ねられた時に、喉まで出かかっているのに思い出せない現象
   (「喉まで出かかる」現象
「ヒントが与えられれば思い出せるはずだ」「再生はできないけど再認ならできるはずだ」
既知感
人間が長期記憶の貯蔵の状態をある程度までは意識化できる!

この他、記銘学習中に「この項目は覚えるのが難しそうだ」と記銘材料の難易度を意識化したり、「この項目はまだよく覚えていない項目だ」と学習の進み具合を意識化したりできる。
→自分自身の記憶過程についての記憶(知識)=メタ記憶

不思議なことに、何かをしようとしたことは覚えてるのに、何をしたかったのかは思い出せないんだよね。
私の記憶容量も大して多くないので、こうしてブログにまとまりなく書き記してます。
ネット上の仮想空間で覚えててくれるなんて便利な時代になったね(笑)
いつか私の記憶が全くなくなっても、ブログを見ればある程度、再構築できるのではないかという気がする。
と、何となくSFチックにまとめてみました。

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